おぼえがき

過ちては則ち改むるにうんぬんかんぬん

Windows10でIPv6の通信障害が起こったときの解決法について

先日、「IPv6非対応のWebページやWebサービスは利用できるんだけれど、IPv6対応のWebページやWebサービスだけが利用できない」という奇妙な事態に陥りました。

具体的に言うと、Youtubeの動画が見れない、Facebookを閲覧できない、aupayマーケットで決済ができない、という3つの問題が発生していました。

 

プロバイダの会社に電話して、NTTに電話して、さらにエンジニアさんにも来てもらって、そのうえでまだ自分でなんやかんやパソコンの設定を弄ることでなんとかこの問題を解決することができました。

個人的にもう2度とごめんな、ものすごくめんどくさい体験でした。

 

なので同じ問題で困っている人と鳥頭な自分のために、この問題を解決するための方法を記録しておきたいと思います。

 

 

〇通信障害の原因を特定する

まずは、通信障害の原因を特定していきましょう。

 

今回の問題はまず間違いなくIPv6の通信障害が発生しているせいだと思うのですが、IPv6が通信障害を起こす原因には何種類かの要素があります。

しかしその原因がなんであれ以下のステップを順番に踏んでいけば、最短距離で正しく問題の原因がどこにあるのかを把握できるのではないかと思います。

 

 

①他のデバイスで通信状況を確認する。
      ↓
同じ回線を使っている他のすべてのデバイスでも通信障害が起きているのならモデム、ルータ、プロバイダの問題の可能性が高い。1つのデバイスでのみ通信障害が起きているのならそのデバイスの問題である可能性が高い。
      ↓
コマンドプロンプトを使ってIPv6のアドレスが取得できているかを確認する。
      ↓
もしアドレスを取得できていればWindows10の設定が原因の可能性が高い。取得できていなければモデム、ルータ、プロバイダの問題である可能性が極めて高い。
      ↓
モデム、ルータ、プロバイダの問題である場合は契約会社に電話して状況を説明して対応策を聞いたほうがいい(おわり)。デバイスの問題であれば自力で解決するしかない可能性が高い(以下に続く)。
      ↓
③Windows10の設定でIPv6の受信設定を確認する。
      ↓
もしこの作業で問題が解決しなければ、IPv4IPv6の回線の混線が起こっているか、パソコンの物理的な故障が原因か、感染した悪意あるウィルスが原因が、セキュリティソフトの設定が原因である可能性が高い。
      ↓
Wi-FiプロパティでIPv4IPv6の設定を確認する。
      ↓
もしこの作業でもまだ問題が解決しなければ、パソコンの物理的な故障が原因か、感染した悪意あるウィルスが原因が、セキュリティソフトの設定が原因である可能性が高い。
      ↓
セキュリティソフトでデバイスを詳細にスキャンしてもまだ問題が発見解決できない場合は、パソコンの物理的な故障かセキュリティソフトの設定が問題である可能性が極めて高い。
      ↓
⑤これ以上はご自分でなんとかしてください。

 

 

この順番で原因の場所を1つずつ確認していけば、極力無駄な電話や設定検証をせずに問題解決までたどり着けるような気がします。

ちなみに私は、ステップ④でようやっとこの悩ましい問題を解決できました。

 

それでは、1つずつステップの詳細を見ていきましょう。

 

 

他のデバイスの通信状況の確認

もしモデムやルータやプロバイダ側の問題で通信障害が起こっている場合は、どのデバイスで確認してもすべて同じように通信障害が起こっているはずです。

 

もし2つ以上のデバイスをお持ちなのであれば、すべてのデバイスで同じ回線を使ってIPv6の通信状況を確認してみてください。

すべてのデバイスで同じように通信障害が確認できた場合は、モデムやデバイスのレンタル元や購入元に電話して状況を説明するか、プロバイダの会社に電話して状況を説明したほうがいいでしょう。

 

他のデバイスでも通信障害が起こっている場合は、特定のデバイスにおける設定や故障で通信障害が起こっている可能性は極めて低いと言えます。

 

 

コマンドプロンプトIPv6のアドレスの取得状況を確認する

コマンドプロンプトを管理者権限で起動してipconfigコマンドを実行すると、そのパソコンが現在接続している回線のIPv4IPv6のアドレスを確認することができます。

そして続けてpingコマンドを実行することで、そのアドレスの送受信状態を確認することができます。

 

もしここでIPv4IPv6のアドレスが表示されていて、なおかつpingコマンドによる送受信のテストに問題が確認できない場合は、モデムやルータ、そしてプロバイダ側の問題が原因でIPv6の通信障害が起こっている可能性はまずないと断定していいでしょう。

その場合はもう、後述するWindows10の設定の問題か、パソコンの物理的な故障か、感染している悪意あるウィルスが原因か、セキュリティソフトの設定の問題が原因である可能性が極めて高いと言えるでしょう。

 

それでは、コマンドプロンプトで確認していきましょう。

まずは、デスクトップ画面の左下にある「Windowsスタートボタン」にカーソルを置いて右クリックをして、「検索」を左クリックしてください。

 

そして出てきた画面のフォーム欄に「cmd」と打ってください。

「」はいりません。

cmdとだけ半角小文字で打ってください。

 

するとコマンドプロンプトが候補として出てくると思いますので、それの「管理者として実行」を左クリックしてください。

するとコマンドプロンプト画面が出てきます。

 

次は、プロンプト画面のC:\WINDOWS\system32>の部分に続けてipconfigと打って実行します。

つまりC:\WINDOWS\system32>ipconfigとしてEnterキーを押してください。

するとワイヤレスLANの接続状態が以下のように画面に表示されます。

 

 

   接続固有の DNS サフィックス . . . . .: ××××-××××.jp
   IPv6 アドレス . . . . . . . . . . . .: ××××:××××:××××:××××:××××:××××:××××:××××
   一時 IPv6 アドレス. . . . . . . . . .: ××××:××××:××××:××××:××××:××××:××××:××××
   リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: ××××::××××:××××:××××:××××%××××
   IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 000.000.0.0
   サブネット マスク . . . . . . . . . .: 000.000.000.0
   デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: ××××::××××:××××:××××:××××%××××

 

 

もしここでIPv6アドレスの部分とIPv4アドレスの部分が取得できていなければ、それはもうモデムかルータかプロバイダの問題であると断定していいと思います。

レンタル元か購入元かプロバイダさんに電話して確認したほうがいいと思います。

 

もし上記画面でIPv6アドレスを取得できていた場合は、最下行のC:\WINDOWS\system32>に続けてping -6 ××××:××××:××××と打ってEnterキーを押して実行してください。

 

ping -6 の後ろの××××の部分には、ipconfigコマンドで表示されたIPv6アドレスがそのまま入ります。

自分で打つとめんどくさいし入力ミスが怖いので、画面のIPv6アドレスの部分を左クリックしたままカーソルをドラッグして選択して、Ctrlキーを押しながらcキーを押してアドレスをコピーしてしまいましょう。

 

コピーしたアドレスは、ping -6の後ろに半角スペースを1つ打ってから「ctrlキー+vキー」でペーストしてください。

それでEnterキーを押して実行してください。

実行して下記のような文字列が画面に表示されたら、これはもうモデムやルータやプロバイダには通信障害の原因はないとほぼ断定できます。

 

 

××××:××××: に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
××××:××××: からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
××××:××××: からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
××××:××××: からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
××××:××××: からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128

××××:××××: の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms

 

 

××××:××××:の部分にはIPv6アドレスが入っています。

もしpingコマンドで上記の文字列が画面に表示されない場合は、通信障害がモデムかルータかプロバイダ側の問題であることがほぼ確定します。

もしアドレスの打ち間違いでない場合は、レンタル元か購入元かプロバイダさんに電話して確認してみてください。

 

 

Windows10の設定でIPv6の受信設定を確認する。

IPv6のアドレスが取得できていてなおかつ送受信ができていることがステップ②で確認できたら、次はWindows10の設定を確認していきます。

 

デスクトップ画面左下の「Windowsスタートボタン」を右クリックして「検索」を左クリックして、フォームに「コントロール」と打って候補に出てきたコントロールパネルの「開く」を左クリックしてください。

そして「システムとセキュリティ」を左クリックして、「Windows Defender ファイアウォール」の「ファイアウォールの状態の確認」を左クリックして、画面左にある「詳細設定」を左クリックしてください。

 

すると、なんかややこしそうな画面が出てきます。

この画面の左側にある「ローカルコンピューターのセキュリティが…」の欄にある「受信の規制」を左クリックしてください。

 

そして出てきた画面の「グループ」のタグを左クリックしてください。

すると各項目が見やすくソートされます。

この際、「名前」のタグの右端をクリック&ドラッグしてすこし右に広げておいたほうが、目的の項目が発見しやすくなります。

 

画面を下にずい~っとスクロールしていくと、「コアネットワーク」と書かれた項目群が見つかります。

この項目内にある「ICMPv6」か「IPv6」の記述が入っているすべての項目を「有効」の状態に変えていきます。

 

有効状態だと名前の左の欄にチェックマークが入ります。

「ICMPv6」か「IPv6」の記述が入っていてなおかつまだチェックが入っていない状態の項目にカーソルを合わせて右クリックをして、「規則の有効化」を左クリックしてチェックマークを付けていってください。

 

「ICMPv6」か「IPv6」の記述があるコアネットワーク診断とコアネットワークのすべての項目が有効化されたら、Windows10の設定はこれでOKです。

実行ボタンとかはないのでやることをやったらそのウィンドウを閉じて、ブラウザを1回終了してからもう一度立ち上げて、Youtubeなどの閲覧できなかったWebサイトに入れるかどうかを確認してみてください。

 

Windowsの設定的には、これでまずIPv6の通信障害の原因は排除できているはずです。

もしこれでもだめなら一度そのパソコンを完全終了(shiftボタンを押しながら再起動を左クリック・その後出てくる画面でPCの終了を選択)して、それからもう一度パソコンを起動して問題のWebサイトに入れるかどうかをチェックしてみてください。

 

これでもまだ目的のWebサイトを閲覧できないようなら、IPv4IPv6の混線の可能性を考慮して最後にWi-Fiの設定を確認してみましょう。

 

 

Wi-FiプロパティでIPv4IPv6の設定を確認する。

もしプロバイダさんとの契約が「IPv4 over IPv6」でない場合は、この方法でIPv6の通信障害を直せるかもしれません。

 

まず前提知識として、「IPv4 over IPv6」以外の形式でIPv4IPv6を同時に接続している場合は、なぜかは分かりませんがIPv6の回線に対応しているWebサービスだけが利用できなくなる場合があります(実体験)。

この場合は、コントロールパネルからWi-Fiの設定でインターネットプロトコルバージョンの4か6のどちらかのチェックを外してやれば、なぜかは分かりませんが通信障害の問題は解決されます。

 

しかしここで注意しておきたいのは、「IPv4のチェックを外したらIPv6にまだ対応していないすべてのWebページの閲覧ができなくなる」ということです。

なのでこの作業でチェックを外すのは、IPv4ではなくIPv6のほうをにしておくことを一応お勧めしておきます。

 

ではさっそく設定を確認していきましょう。

上記と同じ手順でコントロールパネルの起動します。

 

そしてその画面で「ネットワークとインターネット」を左クリックして、次の画面の「ネットワークと共有センター」の「ネットワークの状態とタスクの表示」を左クリックしてください。

そして画面右側に表示されている「接続:」と書かれた右側にある「Wi-Fi(××××-××××-×)」の部分を左クリックしてください。

××××の部分には、現在接続している回線のSSIDが表示されています。

 

さてSSIDの部分をクリックすると、「Wi-Fiの状態」という画面が表示されます。

この画面の左下にある「プロパティ」を左クリックしてください。

すると、「Wi-Fiのプロパティ」という画面が表示されます。

 

たぶん現在の設定では、この画面の項目の「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」と「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」の両方にチェックが入っていると思います。

これのIPv6のほうのチェックだけを外してからOKボタンを押すと、「Wi-Fiの状態」の画面の「IPv4接続:」の部分に「インターネット」、そして「IPv6接続:」の部分に「ネットワークアクセスなし」と表示されているはずです。

 

この状態になったのを確認したら、もう一度Youtubeなどの閲覧できなかったWebサイトに入って確認してみてください。

その際、ブラウザやパソコンを再起動する必要はありません。

たぶんこれで利用できなかったWebサイトやWebサービスが、また利用できる状態になっているのではないかと思います。

 

繰り返しになりますが、おそらくこの方法はプロバイダさんと「IPv4 over IPv6」の契約をしている場合には使えません。

というか、もしその契約をしている場合はこんな面倒くさい問題はまず起きないと思います。

 

あとは、もし「Wi-Fiのプロパティ」の画面でIPv6ではなくIPv4のチェックを外した場合は、たとえIPv6対応のWebページやWebサービスを利用することはできたとしても、まだIPv6に対応していないほとんどのWebサイトの利用ができなくなってしまいます。

ご注意ください。

 

 

あとは、もしこれでもまだIPv6の通信障害が起こっているようなら、たぶんそのデバイスが物理的に故障しているか、なんか質の悪いウィルスが感染して悪さをしているか、セキュリティソフトの設定がなんか悪さをしているかのどれかが原因だと思います。

 

もしセキュリティソフトで詳細なスキャンを実行しても問題が発見解決できない場合は、確定ではありませんが、まずウィルスの可能性も除外していいでしょう。

そしてそうなると通信障害を引き起こしている原因は、デバイスの物理的な故障かセキュリティソフトの設定の問題である可能性が極めて高いと思われます。

 

 

これ以上はご自分でなんとかしてください。

バイスの物理的な故障やお使いのセキュリティソフトの設定についてはちょっと私には何とも言えないので、申し訳ありませんがあとはご自分で適当になんとかしてください。

 

 

以上です。