おぼえがき

過ちては則ち改むるにうんぬんかんぬん

第二種電気工事士の筆記試験問題とその回答

〇問題を解くための前提条件

 ・√2=1.41
 ・√3=1.73
 ・π=3.14

 

 

問1:ビニル絶縁電線(単心)の導体の直径をD、長さをLとするとき、この電線の抵抗と許容電流に関する記述として誤っているものを選べ。

 

 イ、許容電流は周囲の温度が上昇すると大きくなる。
 ロ、電線の抵抗はD^2に反比例する。
 ハ、電線の抵抗はLに比例する。
 ニ、許容電流はDが大きくなると大きくなる。

 

・問1の解:イ

抵抗R=ρ(長さL/断面積A)
断面積A=(π*直径D^2)/4

許容電流は周囲の温度が上昇すると小さくなる(イ→誤)
電線の抵抗は直径Dに反比例して小さくなる(ロ→正)
電線の抵抗は長さLに比例して大きくなる(ハ→正)
電線の許容電流は直径Dが大きくなると比例して大きくなる(ニ→正)

 

 

問2:下図のような三相3線式回路における全消費電力[kW]を求めよ。

 

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・問2の解:9.6kw

三相交流デルタ結線の電力を求める式 → P=3*相電圧V*相電流I*力率cosθ

相電圧 → 200V
相電流 → 200/抵抗R

抵抗 → R=√(8^2+6^2)=√100=10Ω
相電流 → 200/10=20A

力率cosθ → 8/10=0.8

電力 → P=3*200*20*0.8=9600w=9.6kw 

 

 

問3:下図のような交流回路における抵抗8Ωの両端の電圧V[V]の値を求めよ。

 

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・問3の解:80V

抵抗8Ωの両端の電圧Va → 電圧Va=電流I*抵抗8Ω
電流I → 電流I=回路全体の電圧100V/回路全体の抵抗Ω

回路全体の抵抗 → C=√(8^2+6^2)=√100=10Ω
電流I → 100/10=10A

抵抗8Ωの両端の電圧Va → 10*8=80V

 

 

問4:電熱器で60㎏の水の温度を20K上昇させるのに必要な電力量[KW・h]を求めよ。水の比熱は4.2KJ/(㎏・K)とし、熱効率は100%とする。

 

・問4の解:1.4kW/h

1kgの水の温度を1K上昇させる熱量 → 4.2kJ
60kgの水の温度を1K上昇させる熱量 → 4.2*60=252kJ
60kgの水の温度を20K上昇させる熱量 → 252*20=5040kJ

電力量W/s=熱量J
電力量1kW/h=熱量3600kJ

60kgの水の温度を20K上昇させる電力量 → 5040/3600=1.4kW

 

 

問5:下図のような回路でスイッチSを閉じたときのa-b端子間の電圧[V]を求めよ。

 

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・問5の解:60V

Sが閉じたときの図は以下のようになる。

 

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回路電圧V → V=120V
回路抵抗R → R=R1+R2=50+50=100Ω
回路電流I → I=V/R=120/100=1.2A


a-b間電圧Va → Va=I*R=1.2*50=60V

 

 

問6:下図のような単相3線式回路で電線1線当たりの抵抗がr[Ω]、負荷電流がI[A]、中性線に流れる電流が0Aのときの電圧降下量(Vs-Vr)[V]を示す式を選べ。

 

 イ、2rI
 ロ、3rI
 ハ、rI
 ニ、√(3rI)

 

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・問6の解:ハ

2rIは単相二線式回路の電圧降下量を求める式である(イ→誤)
3rIでは電圧降下量も電力損失量も求められない(ロ→誤)
rIは単相3線式回路の電圧降下量を求める式である(ハ→正)
√(3rI)は三相3線式回路の電圧降下量を求める式である(ニ→誤)

 

 

問7:低圧屋内配線工事の分岐回路の設計で配線用遮断器の定格電流とコンセントの組合せとして不適切なのものを選べ。

 

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・問7の解:ロ

30Aの分岐回路は電線2.6mm以上のコンセント定格電流20A以上30A以下(イ→正・ロ→誤)
20Aの分岐回路は電線1.6mm以上のコンセント定格電流20A以下(ハ→正・ニ→正)

 

 

問8:金属管による低圧屋内配線工事で管内に直径2.0㎜の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)5本を収めて施設した場合の電線1本あたりの許容電流[A]を求めよ。ただし周囲温度は30℃以下とする。

 

・問8の解:19A

ケーブルや電線の許容電流は規定温度30℃または40℃で定められている。

電線の電流減少係数は以下のとおり。

 ・2~3本 → 0.7
 ・4本   → 0.63
 ・5~6本 → 0.56

 

電線の許容電流は以下のとおり。

 ・1.6mm → 27A
 ・2.0mm → 35A
 ・2.6mm → 48A
 ・3.2mm → 62A


許容電流=35*0.56=19.6A → 小数点以下7捨8入 → 19A

 

 

問9:下図のように定格電流100Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して6mの位置に過電流遮断器を施設するとき、a-b間の電線の許容電流の最小値[A]の値を求めよ。

 

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・問9の解:35A

分岐回路には分岐点から3m以内の場所に過電流遮断器を設置する。
分岐回路の定格電流が幹線の過電流遮断器の定格電流の55%以上ある場合は何m地点に設置してもいい。
分岐回路の定格電流が幹線の過電流遮断器の定格電流の35%以上ある場合は8m以内の場所に設置する。

100*0.35=35A

 

 

問10:下図のような単相2線式回路におけるc-c'間の電圧が100Vのときのa-a'間の電圧[V]を求めよ。 ただしrは電線の電気抵抗[Ω]とする。

 

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・問10の解:105V

b-c間の抵抗 → 0.1Ω
b-c間の電流 → 10A
b-c間の電圧 → 10*0.1=1V

b'-c'間の抵抗 → 0.1Ω
b'-c'間の電流 → 10A
b'-c'間の電圧 → 10*0.1=1V

a-b間の抵抗 → 0.1Ω
a-b間の電流 → 5+10=15A
a-b間の電圧 → 15*0.1=1.5V

a'-b'間の抵抗 → 0.1Ω
a'-b'間の電流 → 5+10=15A
a'-b'間の電圧 → 15*0.1=1.5V

a-a'間の電圧 → 100+1+1+1.5+1.5=105V

 

 

問11:金属管(鋼製電線管)工事で切断および曲げ作業に使用する工具の組み合わせとして適切なものを選べ。

 

 イ、平やすり・パイプレンチ・トーチランプ
 ロ、リーマ・金切り鋸・パイプベンダ
 ハ、平やすり・金切り鋸・トーチランプ
 ニ、リーマ・パイプレンチ・パイプベンダ

 

問11の解:ロ

平やすり   → 金属管などのバリ取りに使う工具(〇)
パイプレンチ → 金属管を挟んで回す工具(×)
トーチランプ → VE管の曲げ作業に使う工具(×)
リーマ    → 金属管内の面取りに使う工具(〇)
金切り鋸   → 電線管などの切断に使う工具(〇)
パイプベンダ → 金属管の曲げ作業に使う工具(〇)

 

 

問12:系統連係型の小出力太陽光発電設備において使用される機器を選べ。

 イ、調光器
 ロ、進相コンデンサ
 ハ、自動点滅器
 ニ、パワーコンディショナ

 

問12の解:ニ

調光器 → 伝統の明るさを調整するためのスイッチ(イ:誤)
進相コンデンサ → モーターの力率改善のための機器(ロ:誤)
自動点滅器 → 周囲の綱領によって自動で照明を点滅するためのスイッチ(ハ:誤)
パワーコンディショナ → 太陽光発電などで発電した直流電気を交流電気に変えたりするための装置(ニ:正)

 

 

問13:下写真の器具の用途を選択せよ。

 

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画像は工事士.comさんから引用

 

 イ、住宅でスイッチやコンセントを取り付けるのに用いる。
 ロ、複数の金属管が集合する箇所に用いる。
 ハ、フロアダクトが交差する箇所に用いる。
 ニ、多数の遮断機を集合して設置するために用いる。

 

問13の解:イ

画像の器具は合成樹脂製の埋込形スイッチボックスです。
この器具は日本間ボックスとも呼ばれ、木造住宅で連用器具を取り付ける際などに使用されます。

スイッチやコンセントの取付に用いる → 埋込形スイッチボックス(イ→正)
複数の金属管が集合する箇所に用いる → プルボックス(ロ→誤)
フロアダクトが交差する箇所に用いる → ジャンクションボックス(ハ→誤)
多数の遮断機を集合して設置するために用いる → 分電盤(ニ→誤)

 

 

問14:アウトレットボックス(金属製)の使用方法として不適切なものを選択せよ。

 

 イ、金属管工事で電線の引き入れを容易にするのに用いる。
 ロ、金属管工事で電線相互を接続する部分に用いる。
 ハ、配線用遮断器を集合して設置するのに用いる。
 ニ、照明器具などを取り付ける部分で電線を引き出す場合に用いる。

 

問14の解:ハ

金属管工事で電線の引き入れを容易にするのに用いる → ジョイントボックス(イ→正)
金属管工事で電線相互を接続する部分に用いる → ジョイントボックス(ロ→正)
配線用遮断器を集合して設置するのに用いる → 分電盤(ハ→誤)
照明器具などを取り付ける部分で電線を引き出す場合に用いる → ジョイントボックス(ニ→正)

 

 

問15:下画像の器具の用途を選択せよ。

 

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画像は工事士.comさんから引用

 

 イ、リモコン配線の操作電源変圧器として用いる。
 ロ、リモコン配線のリレーとして用いる。
 ハ、リモコンリレー操作用のセレクタスイッチとして用いる。
 ニ、リモコン用の兆候スイッチとして用いる。


問15の解:ロ

リモコン配線の操作電源変圧器 → リモコントランス(イ→誤)
リモコン配線のリレー → リモコンリレー(ロ→正)
リモコンリレー操作用のセレクタスイッチ → リモコンセレクタスイッチ(ハ→誤)
リモコン用の調光スイッチとして用いる → 調光器(ニ→誤)

 

 

問16:下画像の工具の用途を選択せよ。

 

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画像は工事士.comさんから引用

 

 イ、硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工に用いる。
 ロ、合成樹脂製可とう電線管の接続に用いる。
 ハ、ライティングダクトの曲げ加工に用いる。
 ニ、金属管の曲げ加工に用いる。


問16の解:イ

硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工 → ガストーチランプ(イ→正)
合成樹脂製可とう電線管の接続 → PF管用カップリング(ロ→誤)
ライティングダクトの曲げ加工 → ???(ハ→誤)
金属管の曲げ加工 → パイプベンダ(ニ→誤)

 

 

問17:単相100Vの屋内配線工事における絶縁電線相互接続で不適切なものを選択せよ。

 

 イ、絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のある素材で十分に被覆した。
 ロ、電線の引っ張り強さが15%減少した。
 ハ、電線相互を指で強くねじったあと絶縁テープで十分に被覆した。
 ニ、接続部の電気抵抗が増加しないように接続した。


問16の解:ハ

絶縁テープは絶縁物と同等以上に巻く(イ→正)
電線の引っ張り強さの減少は20%を超えてはいけない(ロ→正)
ねじり接続後ははんだ付けをしてから絶縁テープを巻く(ハ→誤)
電線接続では電気抵抗を増加させてはいけない(ニ→正)

 

 

問18:下記の選択肢の中から100Vの低圧屋内配線工事において不適切なものを選べ。


 イ、フロアダクト工事でダクトの長さが短いのでD種接地工事を省略した。
 ロ、ケーブル工事でVVFケーブルと弱電流電線が接触しないように施設した。
 ハ、金属管工事でワイヤラス張りの貫通箇所のワイヤラスを十分に切り開いて金属管を合成樹脂管に納めた。
 ニ、合成樹脂管工事で各支持点間の距離を1.5mとした。


問18の解:イ

フロアダクト、金属ダクト、バスダクトの3つは接地工事を省略できない。

 

 

問19:使用電圧が300V以下の屋内に施設する器具であって付属する移動電線にビニルコードが使用できるものを選択せよ。

 

 イ、電気扇風機
 ロ、電気こたつ
 ハ、電気コンロ
 ニ、電気トースター


問19の解:イ

ビニルコードは発熱する機器には使用できない。

 

 

問20:極性6の三相かご形誘導電動機を周波数50Hzで使用するときの回転速度[min‐¹]を求めよ。


問20の解:1000[min-1]

三相誘導電動機の同期速度Ns=(120*周波数f)/極数P
電動機の回転速度N=Ns(1-すべりs)

Ns=(120*50)/6=6000/6=1000
N=1000(1-0)=1000[min-1]

 

 

問21:一般電気工作物に関する記述として誤っているものを選択せよ。

 

 イ、低圧で受電するもので出力60kWの太陽電池発電設備を同一構内に施設するものは一般電気工作物となる。
 ロ、低圧で受電するものは小出力発電設備を同一構内に施設しても一般電気工作物となる。
 ハ、低圧で受電する物であっても火薬類を製造する事業場などの設置する場所によっては一般電気工作物にはならない。
 ニ、高圧で受電するものは受電電力の容量や需要場所の業種に関わらず一般用電気工作物にはならない。


問21の解:イ

・一般電気工作物になる太陽電池発電設備は出力50kW未満(イ→誤)
・600V以下の低圧で受電していれば同一構内に小出力発電設備を同一構内に施設しても出力次第では一般電気工作物になる(ロ→正)
・600V以下の低圧で受電していても火薬類などを製造する場所では一般電気工作物とはならない(ハ→正)
・600V超の高圧で受電するものは一般電気工作物とはならない(二→正)

 

 

問22:使用電圧が低圧の電路において絶縁抵抗測定が困難であったため、使用電圧が加わった状態で漏えい電流により絶縁性能を確認した。「電気設備の技術基準の解釈」に定める絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値[㎃]を答えよ。

 

問22の解:1mA

絶縁抵抗が測れない場合の電路の漏洩電流を1mA以下に保つ。

 

 

問23:電気工事士の義務または制限に関する記述として誤っているものを選べ。

 

 イ、電気工事士都道府県知事から電気工事の業務に関して報告するように求められた場合には報告をする義務がある。
 ロ、電気工事士電気工事士法で定められた電気工事の作業に従事する際は電気工事士免状を携帯する義務がある。
 ハ、電気工事士は電気工事法で定められて電気工事の作業に従事する際は「電気設備技術基準」に適合するような作業が求められる。
 ニ、電気工事士は住所を変更した際は免状の都道府県知事に申請して免状の書き換えをしてもらわないといけない。

 

問の解:ニ

免状の交付および登録内容の書き換えは都道府県知事に申請する必要があるが、住所の変更は自分で書き換えればいいので知事に申請する必要はない。

 

 

問24:店舗付き住宅の屋内に三相3線式200Vで定格消費電力2.5KWのルームエアコンを施設した。このルームエアコンに電気を供給する電路の工事方法として適切なものを選べ。
ただし前提条件として、配線は接触防護措置を施しているものとする。ルームエアコンの外箱などの人が触れる恐れがある部分は、絶縁性のある材料で堅ろうに作られているものとする。

 

 イ、専用の過電流遮断器を施設して合成樹脂管工事で配線してコンセントを使用してルームエアコンを接続した。
 ロ、専用の過負荷保護付き漏電遮断器を施設してケーブル工事で配線してルームエアコンと直接接続した。
 ハ、専用の配線用遮断器を施設して金属管工事で配線してコンセントを使用してルームエアコンと接続した。
 ニ、専用の開閉器のみを施設して金属管工事で配線してルームエアコンと直接接続した。

 

問24の解:ロ

住宅屋内電路の対地電圧は原則150V以下となっている。
しかし定格消費電力が2kW以上の負荷と接続する際には以下の4つの規定をクリアすれば、例外的に対地電圧を300V以下にすることができる。

 

 1、簡易接触防護措置をおこなう。
 2、負荷は屋内配線と直接接続する。
 3、専用の開閉器と過電流遮断器を施設する。
 4、漏電遮断器を施設する。

 

イはコンセントを使用しているのでダメ。
ロは条件をすべて満たしているので〇。
ハもコンセントを使用しているのでダメ。
ニは過電流遮断器がないのでダメ。

 

 

問25:単相3線式回路の漏れ電流の有無をクランプ形電流計を用いて測定する場合の測定方法として正しいものを選べ。
ただし前提条件として、黒塗りの線を接地側電線、そうでない電線を中性線とする。

 

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問25の解:ニ

単相2線式の負荷電流の測定はどちらか1本をクランプして測定する。
単相3線式と三相3線式の負荷電流の測定は非接地側電線のどちらか1本をクランプして測定する。
漏れ電流はすべての電線をクランプして測定する(ニ→正)。

 

 

問26:床に固定した定格電圧200V定格出力2.2KWの三相誘導電動機の鉄台に接地工事をする場合、接地線(軟銅線)の太さと接地抵抗値の組合せで不適切なものを選べ。
ただし前提条件として、漏電遮断器は設置しないものとする。


 イ、直径1.6mm・10Ω
 ロ、直径2.0mm・50Ω
 ハ、公称断面積0.75㎟・5Ω
 ニ、直径2.6mm・75Ω


問26の解:ハ

使用電圧300V以下の場合はD種接地工事になる。
この場合の工事条件は接地線の直径が1.6mm以上で接地抵抗が100Ω以下となっている。
また多芯コードやキャプタイヤケーブルの1心を利用する場合は接地線の断面積は0.75㎟以上となっている。
ハの「公称断面積0.75㎟」が上記の条件に該当しないのかどうかは謎だが、他の3つの選択肢が明らかに正しいので消去法的にハが不適切な選択肢となる。

 

 

問27:下図に示す雨線外に施設する金属管工事の末端AまたはB部分に使用するものとして不適切なものを選択せよ。

 

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 イ、Aの部分にエントランスキャップを使用した。
 ロ、Bの部分にターミナルキャップを使用した。
 ハ、Bの部分にエントランスキャップを使用した。
 ニ、Aの部分にターミナルキャップを使用した。

 

問27の解:ニ

エントランスキャップは垂直および水平配管の両方に使用できる。
ターミナルキャップは基本的に水平配管にのみ使用できる(二→誤)。

 

 

問28:工場の200V三相誘導電動機(対地電圧200V)への配線の絶縁抵抗値[MΩ]および、この電動機の鉄台の接地抵抗値[Ω]を測定した。電気設備技術基準等に適合する測定値の組合せとして適切なものを選べ。
ただし前提条件として、200V電路に施設された漏電遮断器の操作時間は0.1秒とする。

 

 イ、0.2MΩ・300Ω
 ロ、0.4MΩ・600Ω
 ハ、0.1MΩ・200Ω
 ニ、0.1MΩ・50Ω

 

問28の解:イ

使用電圧300V以下で対地電圧が150V以下の場合の絶縁抵抗は0.1MΩとなる。使用電圧300V以下で対地電圧が150V超300V以下の場合の絶縁抵抗は0.2MΩとなる(ロハニ→誤)。
使用電圧300V以下の場合はD種接地で接地抵抗は100Ω以下となる。
ただし電路に動作時間0.5秒以内の漏電遮断器が施設されている場合は接地抵抗は500Ω以下となる(イ→正)。

 

 

問29:電気用品安全法における電気用品に関する記述として誤っているものを選べ。

 

 イ、電気用品の製造または輸入の事業をおこなう者は、電気用品安全法に規定する義務を履行したときに経済産業省令で定める方式による表示を付すこと。
 ロ、特定電気用品には「〇PSEマーク」または「(PS)E」の表示が付されている。
 ハ、電気用品の販売の事業をおこなう者は経済産業大臣の承認を受けた場合などを除き、法令に定める表示のない電気用品を販売してはいけない。
 ニ、電気工事士電気用品安全法に規定する表示の付されてない電気用品を電気工作物の設置または変更の工事に使用してはけない。

 

問29の解:ロ

特定電気用品には「◇PSEマーク」または「<PS>E」の表示が付されている(ロ→誤)

 

 

問30:下図のような単相3線式回路で開閉器を閉じて機器Aの両端の電圧を測定したところ150Vを示した。この原因として考えられるものを選べ。

 

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 イ、機器Aの内部で断線している。
 ロ、a線が断線している。
 ハ、b線が断線している。
 ニ、中性線が断線している。


問30の解:ニ

機器Aが断線していたら電流が流れないので電圧は0Vになる。
a線が断線していたら機器Aに電流が流れないので電圧は0Vになる。
b線が断線している場合は機器Aには100Vの電圧がかかる。
中性線が断線している場合は機器Aまたは機器Bのどちらかに150Vがかかる可能性がある(150V+50V=200V)。

 

 

問31:下図のような単相3線式回路で消費電力100Wと500Wの2つの抵抗負荷がある。図の×印の点で断線した場合のa-b間の電圧[V]として適切なものを選択せよ。ただし断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする。

 

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 イ、33V
 ロ、100V
 ハ、167V
 ニ、200V

 

問31の解答:ハ

断線したのは中性線である。
単相3線式回路で中性線が断裂すると、2つの抵抗に計200Vの電圧がかかる。

電流I=電圧200V/(抵抗100Ω+20Ω)=1.67A
a-b間の電圧=1.67A*100Ω=167V

 

 

問32:直径2.6㎜長さ10mの軟銅線と抵抗値が最も近い同材質の軟銅線を選べ。


 イ、断面積5.5㎟・長さ10m
 ロ、断面積8㎟・長さ10m
 ハ、断面積1.6㎟・長さ20m
 ニ、断面積3.2㎟・長さ5m


問32の解:イ

直径2.6mmの単線の断面積は約5.5㎟になる。

1.6mm → 2.0㎟
2.0mm → 3.5㎟
2.6mm → 5.5㎟
3.2mm → 8.0㎟

 

 

問33:下図のような正弦波交流回路の電源電圧vに対する電流iの波形の特徴として正しいものを選べ。

 

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 イ、電圧vに対して電流iの位相が90度遅れる。
 ロ、電圧vに対して電流iの位相は等しい。
 ハ、電圧vに対して電流iの位相が90度進む。
 ニ、電圧vに対して電流iの位相は逆転する。


問33の解:ハ

コンデンサはを含む交流回路では、電流iの位相は電圧vの位相よりも90度進む。
コイルを含む交流回路では、電流iの位相は電圧vの位相よりも90度遅れる。
コイルもコンデンサも含まない交流回路では、電流iの位相は電圧vの位相と等しい。

Cの図記号はコンデンサなので正解はハとなる。

 

 

問34:下図のような三相3線式回路に流れる電流I[A]の値を求めよ。

 

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問34の解:12.1A

上記の図は三相3線式のスター結線。
なので210Vは線間電圧の値となる(線間電圧=相電圧*√3)。

電流を導き出すには相電圧の値が必要(相電圧=線間電圧/√3)。
電流I=相電圧V/抵抗R

210/1.73=121.3V
121.3/10=12.1A

 

 

問35:消費電力が500wの電熱器を1時間30分使用したときの発熱量[kj]を求めよ。


問5の解:2700kj

電力量W=電力P*時間t[W・s]=熱量H[j]

90分=90*60=5400s
500*5400=2,700,000j=2700kj

 

 

問36:下図のような三相3線式回路で電線1線当たりの抵抗が0.15Ω、線電流が10Aのときの電圧降下(Vs-Vr)[V]の値を求めよ。

 

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問36の解:2.6V

三相3線式回路の電圧降下量を求める式 → (√3)RI

(√3)RI=1.73*0.15*10=0.2595*10=2.6V

 

 

問37:PF管による低圧屋内配線工事で管内に断面積5.5mm²の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した。このときの電線1本当たりの許容電流[A]を求めよ。

 

問37の解:34A

電流減少係数(小数点以下第1位は7捨8入)
 ・1本   → 1
 ・2~3本 → 0.7
 ・4本   → 0.63
 ・5~6本 → 0.56

電線の許容電流
 ・2.0㎟ →  27A
 ・3.5㎟ →  37A
 ・5.5㎟ →  49A
 ・8.0㎟ →  61A
 ・14㎟  →  88A
 ・22㎟  → 115A
 ・38㎟  → 162A

49*0.7=34A

 

 

問38:下図のように定格電流50Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して7mの位置に過電流遮断器を施設するとき、a-b間の電線の許容電流の最小値[A]を求めよ。

 

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問38の解:17.5A

分岐回路の過電流遮断器の施設位置は原則として分岐点から3m以内。
ただし分岐回路の電線の許容電流が幹線の過電流遮断器の定格電流の35%以上であれば、分岐回路の過電流遮断器の施設位置を8m以内にできる。
さらに55%以上であれば、分岐回路の過電流遮断器の施設位置を無制限にできる。

今回は7mなので分岐回路の電線の許容電流の最小値は50*0.35で17.5Aとなる。

 

 

問39:下図のような回路における端子a-b間の合成抵抗[Ω]を求めよ。

 

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問39の解:2Ω

直列の合成抵抗 → R=R1+R2+R3
並列の合成抵抗 → R=(R1*R2*R3)/(R1+R2+R3)

Ra=(6*6)/(6+6)=36/12=3Ω
Rb=3+3=6Ω
R=(6*3)/(6+3)=18/9=2Ω

 

 

問40:定格電流30Aの配線用遮断器で保護される分岐回路の電線(軟銅線)の太さと接続できるコンセントの定格電流の適切な値をそれぞれ答えよ。

 

問40の解:電線2.6mm以上または5.5㎟以上・コンセント20Aまたは30A

各定格電流の配線用遮断器に対応した電線の太さとコンセントの定格電流は以下のとおり。

 

 ・15A過電流遮断器=電線1.6mm以上   =コンセント15A以下
 ・20A配線用遮断器=電線1.6mm以上   =コンセント20A以下
 ・20Aヒューズ  =電線2.0mm以上   =コンセント20A
 ・30A過電流遮断器=電線2.6mm(5.5㎟)以上=コンセント20A以上30A以下
 ・40A過電流遮断器=電線3.2mm(8㎟)以上 =コンセント30A以上40A以下
 ・50A過電流遮断器=電線14㎟以上    =コンセント40A以上50A以下

 

問題の条件に当てはまる市販のコンセントの規格は20Aまたは30Aの2つしかないので、この問題の答えは「電線の太さ2.6mm以上または5.5㎟以上」と「コンセント定格電流20Aまたは30A」となる。

 

 

問41:あるコイルに100V・50Hzの交流電圧を加えたら6Aの電流が流れた。このコイルに100V・60Hzの交流電圧を加えたときに流れる電流[A]の値を求めよ。ただし、コイルの抵抗は無視できるものとする。

 

問41の解:5A

コイルに流れる電流の問題では以下の公式を使う。

I(電流)=V(電圧)/2πf(周波数)L(インダクタンス)

 

6=100/(2*3.14*50*L) -> 6=100/(314*L) -> L=100/(314*6) -> L=0.053

I=100/(2*3.14*60*0.053) -> I=100/19.97 -> I=5A

 

 

問42:下図のような回路でスイッチ S を閉じたときのa-b端子間の電圧[V]を求めよ。

 

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問42の解:50V

まず回路全体の電流Iを求める必要がある。

スイッチSを閉じたときの電流Iを求める際にあつかう回路の抵抗は、上一列のスイッチSと並列でない30Ωと30Ωの2つだけ。

ab端子間の30Ωは電圧Vを求める際には使うが、回路全体の電流Iを求める際には無視する。

 

合成抵抗R=30+30=60Ω
回路の電流I=100/60=1.67
ab端子間の電圧V=1.67*30=50V

 

 

問43:乾燥した点検できない隠ぺい場所の低圧屋内配線工事の種類で適切なものを選べ。

 

 イ、合成樹脂管工事
 ロ、バスダクト工事
 ハ、金属ダクト工事
 ニ、がいし引き工事

 

問43の解:イ

展開した場所 (乾燥):ケ・金・合・2・が・ダ・1・ぴ・ラ
点検可隠ぺい (湿水):ケ・金・合・2・が
点検不可隠ぺい(乾燥):ケ・金・合・2
点検不可隠ぺい(湿水):ケ・金・合・2

ケーブル工事:ケ
金属管工事:金
合成樹脂管工事:合
2種金属可とう電線管工事:2
がいし引き工事:が
金属ダクト工事:ダ
1種金属可とう電線管工事:1
金属線ぴ工事:ぴ
ライティングダクト工事:ラ

 

 

問44::600VのVVF1.6を使用した低圧屋内配線工事で、絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として不適切なものを選べ。

 

 イ、圧着接続部分を自己融着性絶縁テープを半幅1回の2層巻いた。
 ロ、圧着接続部分を黒色粘着ポリエチレン絶縁テープで半幅3回の6層巻いた。
 ハ、圧着接続部分をビニル絶縁テープで半幅3回の6層巻いた。
 ニ、差込型コネクタを使用して接続したので絶縁テープを巻かなかった。

 

問44の解:イ

黒色粘着ポリエチレン絶縁テープ → 半幅1回の2層
自己融着性絶縁テープ → 半幅1回の2層+保護テープ半幅1回の2層
ビニル絶縁テープ → 半幅2回(一往復)の4層
差込型コネクタ → 絶縁テープいらない

 

保護テープが足りないので「イ」が不適切。

 

 

問45:小勢力回路で使用できる電線(軟銅線)の導体の最小直径は何㎜か。

 

問45の解:0.8mm

小勢力回路で使用できる絶縁電線の軟銅線の太さの直径は0.8mm以上。

 

 

問46:4路スイッチを3路スイッチの代わりとして使うことは可能か。また可能である場合は、どのように結線するかを具体的に説明せよ。

 

問46の解:可能である。

4路スイッチを3路スイッチとして代用する場合は、1と3が3路スイッチの1と3に該当し、2または4のどちらかが0に該当する。

2を0として使う場合は4を不使用とし、4を0として使う場合は2を不使用として負荷または電源側の非接地側に結線すればOK。

 

 

問47: