クランプ形電流計の使い方について。
〇前提
クランプ形電流計は絶縁抵抗が測定できない場合に使う計測器。
- 1本はさむ → 負荷電流の計測
- 全本はさむ → 漏れ電流(零相電流)の計測
- 接地線をはさむ → 漏れ電流の計測
漏れ電流は1mA以下が正常値。
漏れ電流 ≒「行きの電流」と「戻りの電流」の電流差 ≒ 地絡電流
〇負荷電流の測り方
①ブレーカONで負荷のスイッチONの状態を作る。
↓
②計測したい回路のうちの電線の1本をはさむ。
↓
③計測する。
〇漏れ電流(零相電流)の測り方
①ブレーカONで負荷のスイッチOFFの状態を作る。
↓
②電流計のレンジを20mAに合わせる。
↓
③計測したい回路の電線をぜんぶはさむ。
↓
④計測する。
↓
⑤負荷のスイッチをONにする。
↓
⑥②と同じ電線をはさむ。
↓
⑦計測する。
↓
⑧③の値と⑦の値が共に1mAを超えていなければ正常。
〇漏れ電流(接地線)の測り方
①ブレーカONで負荷のスイッチOFFの状態を作る。
↓
②電流計のレンジを20mAに合わせる。
↓
③接地線をはさむ。
↓
④計測する。
↓
⑤負荷のスイッチをONにする。
↓
⑥接地線をはさむ。
↓
⑦計測する。
↓
⑧③の値と⑦の値が共に1mAを超えていなければ正常。
※漏れ電流の計測は負荷のスイッチ状況がONでもOFFでもどっちでも1回だけの計測でいい?